一般社団法人斜面防災対策技術協会 富山支部
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子供防災教室(立山カルデラ砂防勉強会)の開催結果について

 (一社)斜面防災対策技術協会富山支部では、常願寺川流域の小学生が、自分たちが生活している土地や、人の安全のために行われているカルデラ内での防災事業の砂防を勉強し、常願寺川の自然や砂防・治水などについて学び、斜面防災の大切さに関する教育の向上を目的として、平成25年度から、斜面防災の重要性を流域の小学生を対象に、直接カルデラ内での体験学習の場を企画しております。

今年度は前日からの雨天予報で入山が規制され、下記のとおり雨天行程で実施しました。
〇実施日
令和7年10月1日(水)天気:雨
〇場 所
立山カルデラ砂防博物館ほか
〇参加者
立山町立高野小学校6年生
(生徒12名、教員2名、案内・随行4名、合計18名)
主 催:
協 力:
(一社)斜面防災対策技術協会富山支部
富山県、国土交通省北陸地方整備局立山砂防事務所、NPO法人富山県砂防ボランティア協会
〇行程(全行程バス1台)
高野小学校 発⇒立山カルデラ砂防博物館⇒立山砂防事務所(砂防専用軌道体験乗車、土石流体験3Dシアター)⇒本宮えん堤⇒大山農山村交流センター(昼食)⇒横江頭首工⇒常西用水・床固・水制⇒クリーンセンター展望室⇒佐々堤・殿様林⇒大場の大転石⇒天井川⇒高野小学校 着
[立山カルデラとは]
安政5年(1858)の地震により、常願寺川上流の立山カルデラ内で4.1億立方メートルの大崩壊が発生し、その土砂が土石流となり下流の富山平野で140名の死者を出しました。
未だその半分の2億立方メートルがカルデラ内に堆積しており、今日の荒廃の原因になっています。常願寺川では大雨が降るたびに、富山平野に土砂を流す暴れ川となり、砂防事業は明治39年(1905)富山県で着手し、大正15年(1926)国の直轄事業に移され、現在も、富山平野を土砂災害から護るため、劣悪(不便、危険)な環境の中で、多くの人たちが働いています。
富山県では、「立山砂防」の世界文化遺産登録を目指し、国際的な評価の検証・確立等に取り組んでおられます。

トロッコ体験乗車

トロッコ体験乗車

トロッコ折り返し地点のスリットダム

トロッコ折り返し地点のスリットダム

本宮えん堤

本宮えん堤

大場の大転石

大場の大転石